リクシルさんのオンライン新商品発表会がありました!
同時に発表された「アレスタ」シリーズに変わる新しいシステムキッチン「ノクト」もなかなかインパクトがありましたが、今回の「カノール」もかなり大きなインパクトです。
(画像は全て、LIXILカノール公式ホームページからの転載です。)
「ノクト」編はこちらです:
「ノクト」のイメージ画像に一緒に写っていたキッチンの後ろの収納棚(?)が今回2022年6月に新発売となる「カノール」です。
最大のライバルは主に地域の家具屋さん、「無印良品」や「IKEA」、「ニトリ」、「ディノス」、「LAWYA」など、リーズナブルな家具系かと思われます。
その他、この価格帯なら海外のインテリアブランドのものも候補になりそうです。
新しいキッチン・リビング収納「カノール」が登場
Can → can「できる、可能にする」
or → organize「企画する、計画する」
で「Canor(カノール)」という名称になったそうです。
「カノール」概要
フレームと棚板で構成するオープンタイプの収納です。
どのキッチンシリーズとも組み合わせ可能です。
これまでの「リシェルSI」や「シエラS」、新発売の「ノクト」シリーズとの相性を考えたカラーリングを揃えています。
キッチンだけでなく、寝室やリビングでの採用ももちろん可能です!
もはや本当に家具屋さんの家具です。
(そのため従来のLIXIL製品とは商慣習が異なる見込みです。)
長所/短所/ターゲットは?
LIXILさん資料に加え、社内でも意見を出し合い、「長所」「短所」を考えてみました。
(現時点での)長所
- 今後もずっとカスタマイズが楽しめる(壁に下地があればDIY可能!その場合施工費かかりません!)
- 収納と飾り棚が兼用できる(バルミューダオーナーさんにもおすすめ)
- キッチン家電が置きやすい(大型オーブンも設置可)
- 圧迫感がない
- 道具や食器が手に取りやすい
- 補充、整理整頓がしやすい
- (家具屋さんのものと違い)キッチンと色を合わせられる
(現時点で想定される)短所
- 隠したい方には不向き
- 埃が気になる方には不向き(掃除が大変)
- 地震等災害時が心配
- 整理整頓をきちんとしないと生活感が出る
- センスが求められる
ターゲット(?)
個人的には、キッチンには扉のない収納が好きです。
ただ、対面式キッチンの場合だったら、冷蔵庫も家電もすべて大きな扉で隠せるタイプの収納にしたい派です。
私はキッチンで過ごす時間が長くないので、自宅ではキッチンとダイニングを別室にし、キッチン収納はイタリア製のメタルシステムにしました。
メタルシステムにしたのは、大型オーブン(ヘルシオ)をはじめ、多くのキッチン家電を収納したかったからです。
(多くのメーカーの商品を検討しましたが、通常の収納では無理でした。)
ということは、今回のカノール、私みたいな人をターゲットにしていると思うのですが …。
心配なのは地震。
このようなイメージフォトが公開されていますが …
いやいやいやいや …
いくら酒好きの(酒好きだから?)私でもありえないです。
ワイングラスやボトルをこんな置き方するなんて。
下の平皿も飛び出してきてしまいそうです。
余計なお世話かもしれませんが、先日のちょっとした地震程度でも怪我をしないか心配になってしまいます。
とはいえ、食器は引き出しや扉のある収納に入れ、あくまで「調理家電置き場」または「飾り棚」とするなら、とてもよさそうです。
キッチンに限らず、SOHO等での使用にも適していそうです。
気になるお値段
ならば気になるお値段です。
トールタイプの間口183cmの基本プランが289,000円から325,000円(定価)と発表されています。
となると、イメージで公開されているパッケージではなかなかのお値段となりそうです。
同業の方は脳内で咄嗟にいつもの掛け率で計算されたかと思いますが、こちらのシリーズは他の商品と商習慣が異なる見込みとのこと。
いずれにせよ詳しい発表を待ちたいです。
その他、リクシルさん2022年春の新商品情報はこちらです!