梅雨入りもまだだというのに、5月にすでに30度を超える日も出てきています。
まだ体が暑さに慣れていないこの時期にも、熱中症にはくれぐれも気をつけなければなりません。
そこで、今夏の熱中症防止安全キャンペーンを早くも始めることにします!
夏の現場に慣れている人でも注意!
日頃から暑さに慣れている人でも、睡眠不足、前日の深酒、軽い体調不良などにより深刻な熱中症になることもあります。
少しでも身体に不調を感じたら、無理せず作業を中止し、近くにいる人に声をかけ、涼しい場所で休憩しましょう。
体調の悪そうな人、苦しそうな人には積極的に声をかけ、休憩と水分補給を促してください。
また休憩中の方の様子の確認もお願いします。
高齢の方も熱中症にかかりやすい傾向にあります。
周りの高齢の職人さんにも気を配っていただきますようお願いします。
まっすぐ歩けない、呼びかけへの反応がおかしい、等の症状が出ている場合にはすぐに救急車を呼んでください。
新人さん・後輩には気を配りましょう
新人さん、後輩さん等は自ら休憩を申し出にくいことがあります。
指導的立場にある人が率先して休憩をとりましょう。
また、安全が確保できる場での作業の場合には、新人さんには飲料を腰等に常に携帯するよう指導してください。
自分に熱中症の症状が見られたら
- 涼しいところで安静にします。
- 経口補水液、スポーツドリンクなどをゆっくり摂取しましょう。
- 氷などで首筋、脇の下を冷やしましょう。
周りの人に熱中症の症状が見られたら
- 意識の有無を確認します。
→ 返事がおかしい場合には、すぐに救急車を呼びます。 - 水分の摂取を促します。
→ 自力で水分が取れない場合、嘔吐している場合は無理に飲ませず病院へ。 - 衣服をゆるめたり、露出させた皮膚に冷水をかけ、うちわ等であおぎます。
- 氷嚢などがある場合には、首筋、脇の下、太腿の付け根を冷やします。
残念ながら、毎年ニュース等で、建設業界における熱中症にまつわる悲しい事故が報道されます。
手遅れになる前に。みんなで防止に向けて協力していきましょう!