いつかはやりたい!と思っていたペット特集。
お客様ともペット談義で盛り上がってしまう動物大好き担当が、今後随時「ペットと暮らす家」を特集していきたいと思います。
猫さんのための家づくりとして「キャットウォーク」を特集したいと思います。
MYねこ紹介
こちらたびたび登場してもらっている、myねこ「スティックくん」です。
(以前フランス在住中に一緒に生活してくれて、最期のお見送りもさせてくれました😿)
このスティックくん、かなりの身長と立派な尻尾(鼻から尻尾の先までで1メートルくらい)を持っていて、みんなに「犬?」といわれていました。
よって、私のねこさんのイメージはこれくらいのサイズ感なのですが、世のねこさんはおおむね、もうすこし小さいようです。
とはいえ、猫種によっては8kgを超えることもあるそうです。
というわけで、スティックくん(6キロぐらい)でも使えそう?という目線でも考えていきたいと思います。
今回の特集はこんな記事
『建築知識』第61巻 第4号(通巻773号)、2019年4月号を参照します。
他、建材メーカーの商品も紹介していきます。
ねこさんと暮らすために「必要な広さ」とは
『建築知識』によると、ドイツの動物愛護法の「適正飼育」の条件は以下のとおりだそう※1。
- 最低高さ2m、面積15㎡の部屋に2匹まで
- 3匹以上の場合、1匹につき+4㎡確保すること
- そのスペース内には「隠れて落ち着ける場所」「上り下りできる遊び場」「爪研ぎする場所」を設ける
- トイレは1匹につき1つを用意する
ここで15㎡というのがひとつの基準になりそうですね。
(6畳の部屋がだいたい10㎡くらいです。)
その広さのなかで「上り下りできる遊び場」が必要とのことで、やはりキャットウォークの設置を考えたいところです。
キャットウォーク、どう作る?
壁に下地が入っていない場合、後から簡単に取り付けができません!!
(マグネットタイプを除く)
別途工事が必要になる場合が多いです。
ねこさんの安全を一番に考え、下地工事、棚受け金具や木材の耐荷重、面での固定による衝撃対策など、しっかり対策を考えてから施工をしてください。
耐荷重の目安は20kgです。
適当な棚板とL時金具とボードアンカーでDIY?絶対やめて😫
キャットウォークに適した幅
ねこが安全に歩ける幅は230mmから250mmとのこと。
「歩ける幅」ということになると40mmとのことですが、老化や病気、怪我の際のことも考えておきましょう。
多頭飼いの場合はすれ違いのできる250〜300mmくらいあると安心です。
キャットウォークに適した耐荷重
また、ねこさんが高さ1mから飛び乗ると20kg程度の荷重がかかります。
どこから飛び乗るかわからないので、耐荷重はしっかりとチェックしましょう。
キャットウォークに適した高さ
日々観察をしていると、ずいぶん高いところへジャンプしているねこさんですが、無理なく昇降できる段差は「足先(床)から鼻先の高さ」だそうです。
短足のねこさんもいらっしゃいますし、個体差はありますが、ステップの一段は300mmくらいまでがよさそうです。
それから、天井近くまでステップを作ってしまうと、後々人間のお掃除が大変になります。
また、いざという時にねこさんの救助ができる高さにしておくのがいいですね。
ダイケン「ねこステップ」
ダイケンさんの「ねこステップ」は幅200mm、1段の高さは150mm以下となっています。
リクシル「猫壁(にゃんぺき)」
リクシルさんにもマグネットで設置する「にゃんぺき」という製品がありますが、200mm弱と少し狭めです。
こちらも1段300mm以下に設定ができます。
マグネットでちょっと心配ですが、8kgの猫さんでも耐えられる耐荷重を想定しているそうです。
造作など
他は造作によるキャットウォークづくりが考えられます。
ねこさんの気持ちになって楽しい仕掛けをたくさん作れるなんて!
夢が膨らみます。
もっと気軽に!ということになりますと、IKEAさんはねことの暮らしに適したシステムをたくさん販売しています。
ダイケンさんのねこと暮らす家づくりページもぜひご覧ください。