今年のゴールデンウィークも終わってしまいましたが、皆様いかがお過ごしだったでしょうか?
社員の中には、ディズニーリゾートに行ってきたとか、北海道に行ってきたとか、水上にいってきたとか、皆それぞれ楽しんできたようで、私も休み明け、お土産をたくさんもらってしまいました。
そのなかで私は、特にどこにも出かけず、家でコーキングをしたり(笑)、ベランダに野菜の苗を植えたり、のびのびと過ごしておりました。
唯一おでかけしたのが、竹芝の「ダイアログ・イン・ザ・ダーク(DID)」です。
何年も前から気になっていて、今回せっかくなので体験してきました!
ダイアログ・イン・ザ・ダークって?
この場は完全に光を閉ざした“純度100%の暗闇”。
普段から目を使わない視覚障害者が特別なトレーニングを積み重ね、ダイアログのアテンドとなりご参加者を漆黒の暗闇の中にご案内します。
視覚以外の感覚を広げ、新しい感性を使いチームとなった方々と様々なシーンを訪れ対話をお楽しみください。1988年、ドイツの哲学博士アンドレアス・ハイネッケの発案によって生まれたダイアログ・イン・ザ・ダークは、これまで世界47カ国以上で開催され、900万人を超える人々が体験。
https://did.dialogue.or.jp/
日本では、1999年11月の初開催以降、これまで24万人以上が体験しています。
暗闇での体験を通して、人と人とのかかわりや対話の大切さ、五感の豊かさを感じる「ソーシャルエンターテイメント」です。
「純度100%の暗闇」とのことですが、本当に真っ暗です。
だんだん目が慣れてきてうっすら見えるようになることもありませんし、「非常口」のような照明や何かしらの機械のボタンの光などもありません。本当に真っ暗です。
暗闇で何をするの?
私が体験したのは「まっくらの中の電車に乗って感覚の旅へ」という約90分のコースです。
ダイアログ・イン・ザ・ダーク「まっくらの中の電車に乗って感覚の旅へ」は、感覚を研ぎ澄ます格別な体験をご用意します。世界にたった一つしかない前人未到の感覚の旅。そのお供は聴覚。触覚。嗅覚。そして味覚。視覚を手放して出かけてみる楽しみを覚えたら、きっと明るい世界の旅も更に豊かになるはず。
参加者は8人1グループとなり、白杖を手に漆黒の暗闇へ。旅を案内するのは視覚障害者のアテンドです。そして暗闇の中で、本物の電車に乗り、旅が始まります。ダイアログ・イン・ザ・ダーク「まっくらの中の電車に乗って感覚の旅へ」。
https://djs.dialogue.or.jp/news/20230228news
ぜんぜんわからないですよね?
私も体験記などを読んでもぜんぜんわからず、とりあえず参加してみよう!と思い参加してみました。
でも、その体験談を他の人に話してもぜんぜん伝わらないのですよね …。
簡単に何をしたかというと、公園で遊んで、電車(動きはしません)に乗って、古民家を訪問して、カフェでお茶して …という感じです。
それが全部、本当に真っ暗なのです!
これは私がいくら何を書いても伝わらないのでは …と思います。
どうだった?
白杖は初体験でしたが、こんなにしっかり使用に慣れる?ことができたのはびっくりしました。
今後、普段の生活で、点字ブロックの上を塞いでしまったり、急に飛び出してしまったり、近づきすぎてしまったりと、白杖を使われている方の邪魔にならないよう注意しなければと改めて思いました。
それから、アテンドさんがすばらしい方でした。
明るくて、さまざまな配慮ができて、本当に素晴らしい方でした。
そしてきっと、人見知りの方も心配なく、初対面の参加者とたくさんお話しができると思います。
私もしかり、最初は恥ずかしそうだった参加者も、暗闇に入ったらすぐ自然と、積極的に声を出したり発言したりできていました。
まったくそんなつもりはなかったのですが、今後の仕事にも活かせそうです。
障がいのある方もない方も、みんなが生活しやすい空間を作っていきたいと思います!