毎年お知らせをしているような気がするのですが …今年も木住協さん主催「木のあるくらし作文コンクール」応募受付中です。

副賞は高額ですし、記念品も全員もらえます。
対象年齢の皆さんはぜひ応募してみてください!

ちなみに昨年のアイ建設の記事はこちら!

読書感想文など夏休みの宿題にお悩みの若い皆さんへ

毎年作文コンクールの記事を載せると、大変お若い皆様からのアクセスが急に増えます。
そのなかにはもしかしたら、夏休みの自由研究や読書感想文に深刻にお悩みの皆さんもいらっしゃるかもしれません。
そんな皆さんにこの場をかりてちょっとしたメッセージです。

実は大人になった私、文章を書くのも読むのもとても早いです。
今ならば読書感想文や自由研究、かなりのスピードで終えられる自信があります。
(しかし毎夏、宿題が終わらず泣いていました …。)

それでも実は子供時代、読書は好きでも読書感想文かなり苦手でした。
今でも、なぜ書かなくてはいけないのか理解できませんし、そもそも書きたくありません。

まずお伝えしたいのは、読書感想文なんて(全員にとって)そんなに素敵なものではないです。
私は今でも嫌いです。

随分たくさん本を読みましたし、文学の博士号も持っています。
大学院生時代、長いこと家庭教師もしていて、小中高生の読書感想文の指導もずいぶんやりました。
そんな私でも、本を読み終わって「この気持ちを誰かに伝えたい!」なんて気持ちにはこれまでなったことがありません。

そもそも、読み終わった後の気持ちを誰かに伝える必要なんてありません。
もしそれが素敵な気持ちだったら、自分の心の引き出しにそっとしまっておけばいいんです。
もしいずれその気持ちを伝えたい人、伝えたい場面がきたら、伝えればよし。そんな場面が一生こなくてもそれもよし。

そうしたら宿題の読書感想文には何て書けば?となってしまいますよね。
とりあえず、無理にでも何かしら語れそうなシーンや一文をみつけろ!です。

たとえば犬や猫を飼っている皆さんなら、犬や猫が出てくる本の描写で何かしら思うことがあると思うのです。
うちの猫もよくこんな仕草するなーとか、私も犬の散歩中こういう経験あるなーとか、この作家、犬飼ったことないでしょ?とか、きっと猫好きじゃないんだな、とか。

そういう目で読んでみたら、きっと考えるのが楽しくなってくるはず。
それに、こんなことを言っていいのかわからないけれど、第一章でその「語れそうなシーン」をみつけてしまったら、それで読書を終えてしまってもいいのです。
もちろん、もしおもしろそうならぜひ最後まで読んでみてください。

さくっと読書感想文の宿題を終えたら、ぜひゆっくり、自分の好きな本を読んでみてください。

大事なことなのでもう一度言います。
読書感想文では、本の感想を書くのではなくて、なにかしら語れそうなことを語れ!

というわけで皆さん、ぜひぜひ楽しい夏休みを過ごしてください!