今回は、毎度ご好評いただいている企画「トイレ」を取り上げたいと思います!
(これまでのトイレ特集はこちらです。)

ところで …

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新居に引っ越し後、またはトイレのリフォーム後、これまでと同じお手入れしていませんか?

実は、最近のトイレはかなり汚れがつきにくくなっています。
せっかくの機能、きちんと長持ちさせたいですよね。

というわけで、トイレのお掃除方法を復習していきます!

昔のトイレと何が違うの?

表面が普通の陶器ではありません!

リクシルの場合は「アクアセラミック」、TOTOの場合には「セフィオンテクト」など、汚れのつきにくい陶器に変わりました。

リクシル「アクアセラミック」

こちらの広告をご覧になったことのある方も多いかと思いますが、こちらがリクシルが誇る「アクアセラミック」です。

何がすごいかというと、水アカがつかない!のです。

水垢って水回りのどこにでもついてしまって、触るとザラザラしていますね。そのザラザラしたところに汚れが「引っ掛かる」かたちで汚れがついてしまうんです。
水との境目のところの黒ずみも、この水アカが原因でした。

その水アカ、つきにくくなっています!

とはいえ、水アカついちゃったらどうするの?というところですが …
汚れがひどいときは、水を含ませたメラニンスポンジでこすってください」とのことです。

「アクアセラミック」は水となじみやすいので、汚物が残りにくくなっています。

とはいえ、絶対残るでしょ?というお声に対しては …
「汚れが残るときは、スポンジやお掃除ブラシでこすってください」とのことです。

耐久性についてですが、リクシルさんの「アクアセラミック」はお掃除ブラシで7万回の往復となっています。

TOTO「セフィオンテクト」

リクシルの「アクアセラミック」に対して、TOTOには「セフィオンテクト」という技術が使われています。

公共の場所のトイレなどで、このロゴマークに見覚えがある方もいらっしゃるかと思います。

こちらはガラス層を焼き付けたことで、表面をさらにツルツルにすることで汚れがつきにくい構造となっています。

調べた限りTOTOさんのほうは、「水アカ」に関する情報の提供がありません。

ちなみに、TOTOさんは2000年頃からこの機能を導入しています。
(前回の節水の検証の時にも思いましたが、2000年頃のトイレの大変革は本当にすごかったのですね。)

こちらの「セフィオンテクト」も水となじみやすいので、汚物が残りにくくなっています。

耐久性についてですが、TOTOさんの「セフィオンテクト」はナイロン不織布たわしで40万回の往復となっています。

どんな洗剤を使って掃除すれば良い?

昨今、ドラッグストアやホームセンターへ行くと、すごい種類のトイレお掃除洗剤が売られていますね。

実はここ数日、トイレの掃除方法について調べていたので、本日会社近くのホームセンターで確認して参りました!

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今日わかったけれど、実は使わない方がいいお掃除グッズばかりなのでは …?

TOTOさんがカタログに繰り返し書いているのが「撥水性や防汚性のある洗剤・表面コート剤・芳香洗浄剤などを使用した場合は、『セフィオンテクト』の効果が十分発揮できなくなります」ということ。

リクシルさんのカタログにも「衛生陶器本来の防汚性能を十分発揮させるため、撥水作用や表面コート作用のある洗剤やお掃除道具は使用しないでください」とあります。

先ほどもみてきましたが、最近の多くのトイレ洗剤には「防汚」機能が追加されています。

有名な花王さんの「トイレマジックリン」にも防汚機能がついています。
他に有名なライオンさんの「ルック(泡ピタ)」には防汚機能がついていませんでしたので、安心して使用できそうです。

売り場の広い範囲をしめているタンクに置くタイプ(小林製薬さんの「ブルーレット」など)やスタンプ型のもの(ジョンソンさんの「トイレスタンプ」など)も使用しない方がよさそうです。

他、リクシルさんのカタログには「清掃をする場合は中性洗剤(研磨剤なし)をご使用ください強いアルカリ性の洗剤には、衛生陶器の表面を傷つけたりするものがありますので、使用しないでください」と書いています。

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「強い」アルカリ性って …??ふつうの「アルカリ性」はやめたほうがいいの?酸性は??

と思ったので、もう少し詳しく調べてみました。

TOTO「セフィオンテクト」

使える使えない
掃除用スポンジ・ブラシ業務用洗剤(強酸性/強アルカリ性)
トイレ用中性洗剤研磨剤入り洗剤
フッ素系洗剤
撥水性洗剤
金属ブラシ
研磨剤入りのナイロンたわし

LIXIL「アクアセラミック」

使える使えない
トイレ用中性洗剤強いアルカリ性の洗剤または漂白剤
研磨剤なしの洗剤研磨剤入りの洗剤
トイレ用ブラシフッ素系洗剤(フッ化水素、フッ化アンモニウムを含む)
撥水作用や表面コート作用がある洗剤やお掃除道具
金属製や研磨剤入りのブラシ
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つまり、お掃除は「トイレ用」として売られているスポンジやブラシを用いてトイレ用中性洗剤で行うのが良さそうです。

防汚効果のある洗剤は逆効果かもしれないので、気をつけましょう!

(個人的には「流せるトイレブラシ」を使用しています。)