【LIXIL・TOTO・タカラスタンダード】トイレの「節水」くらべてみました！

LIXILさん、TOTOさんの2022年4月期の業者向けカタログが届き始めました。

そこで、本日はお問合せの多いトイレを特集したいと思います。

こどもみらい住宅支援事業の「エコ住宅設備の設置」でも節水型トイレをお考えの方も多いはず。

というわけで、トイレのなかでも「節水」について考えてみたいと思います！

（2022年4月12日、タカラスタンダードも追加しました。）

詳しく検証していきますよ！

・ぶっちゃけ「本当に」節水なの？
・「オート（自動）便器洗浄」だとどうなるの？

といった質問にお答えします！

よく「20年前と比べて水道料金がこんなに安くなる！（のでリフォーム・買い替えしましょう！）」というようなキャッチコピーを見かけますね。

ただ、「うちは家族も少ないし」や「昼間は仕事で誰もいないし」など、本当にこんなに安くなるのかなー？という気持ちの方も多くいらっしゃるはず。

あまり使わない人でどれくらい「節水」？

よくみかける「年間節約金額」ではなく、わかりやすく「1回何L」でくらべてみます。

LIXIL（INAX）

TOTO

タカラスタンダード

現在、3社の中で最も節水なのはTOTOのトイレ！

ちなみに、東京都水道局のホームページによると、水道料金は1Lあたり0.24円だそうです。

2001年以前の旧型トイレを現在もお使いの場合、1回流すごとにおよそ3,12円かかる計算です。
新型のLIXILのECO6なら1回1.44円（小なら1.2円）、新型のTOTO4.8Lなら1回1.152円（小なら0.864円）、新型のタカラのF・Cシリーズ（床）なら1回1.152円（小なら0.96円）と計算上はなります。

あまりトイレを使用しないご家庭でも、2人で1日5回くらいは使用するかな？と思います。
（あくまで計算上なので、すべて「大」で流した場合で試算します。）

そうなると旧型なら1日15.6円、30日で468円、1年でおよそ5616円かかる計算です。
新型のLIXILのECO6なら30日で216円、新型のTOTO4.8Lなら30日で172.8円。
それが1年となりますと、新型のLIXILのECO6なら2592円、新型のTOTO4.8Lなら2073.6円、新型のタカラF・Cシリーズ（床）なら2073.6円。

新型のLIXILのECO6なら年間3024円の節約、新型のTOTO4.8Lなら年間3543円の節約、新型のタカラF・Cシリーズ（床）なら3543円の節約となります。

ちなみに、3社のカタログをみると、LIXILは「年間12000円節約」、TOTOは「年間14200円節約」タカラは「年間13600円節約」となっています。

ご家族の人数が少ない、使用回数が少ない場合には、そこまでの節約金額にはならなそうですが、最低でも年間3000円程度は水道代が安くなりそうです。

オート洗浄って「大」？「小」？

最近、使用後に自動で水を流してくれるトイレ、増えましたよね。

オート（自動）洗浄の場合、「大」と「小」どちらが適用されるのか気になったので、カタログと施工説明書も調べました！
（LIXILとTOTO製品での比較です。）

LIXIL、TOTOともに「着座時間」で変わります。

そういわれても …と思われるかもしれませんので、私本日、計測しました。
これは相当個人差（とその時々の差）がありそうなのですが、私の場合着座時間26秒程度でした。
着座感知6秒＋20秒となりますので、計算上、TOTOでもまだ10秒程度余裕があるということになりますが、体調や状況によっては自信がないです。

ということは、かなりの確率で「大」洗浄されそうな気がします。

TOTOの「eco小」洗浄

こちらはLIXIL（INAX）にはない機能で、TOTOの一部製品に採用されている洗浄モードです。
「男子小用時」や「お掃除」に使える「紙を流さない場合」専用洗浄モードです。

上のグラフでも示しましたが、「小」よりもさらに節水です。
機種によって、オート洗浄でも適用されます。

20年以上使い続けていて、使用頻度の高い方なら、そろそろトイレ交換したほうがよさそうです。

オート洗浄がエコかどうかは、ご使用状況によりそうです。

トイレ交換のついでに壁紙や床等も交換すると、かなり雰囲気が明るくなりますよ！